雪崩 on Mt. Manaslu

 
 22日土曜日、マナスルで雪崩が発生し9名が亡くなった。6人以上が行方不明——BBC world news より


マナスルは1956年に日本隊が初登した山で、1972年にも大きな雪崩が起こり韓国隊が巻き込まれ、シェルパ10人を含む16人が亡くなっているという。

 地球温暖化で北極の氷が溶けて半分になっているそうだ。将来、北極点を船で通過できるかも、という話をサイトで読んだばかりで、ヒマラヤの氷河が溶け出しても不思議ではない。
 今回計画しているクーンプヒマールのメラピーク▲6400mも頂上直下に大きなクレパスが開き、そこをピークとしたという話も聞いている。

 雪崩は恐ろしいし、クレパスにも落っこちたくない。かと言って止めるかと言うと、それがそうじゃない。身の危険を感じるぎりぎりの状態で生きていることの緊張感と無事に下山したときの解放感を経験すると、これが病み付きになる。
 山から戻ると、明日もけなげに生きて行こう、などど心性にも思うが、しばらく経つとけろっと忘れてしまい、またそろそろと気が急いてきて山に戻ってしまう。なんだろうね、ひどい目に合っても懲りないのだ。
 タイに住んでから3度目のネパールで、もう、ネパールはこれで12回目になる。ベトナム日本語教師をすると喚いていたのが偶然タイになってしまい、お陰でまた山に戻ってしまった。やれやれな人生でございます。
 
雪崩のニュース:
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-19691512