いかにして英語をものにするか?

 これは数年前に卒業した大学の卒論のテーマだった。
自分を実験台に、そしてカナダの語学学校で学んでいる生徒にアンケートを求めてデーターを分析した。
 結論から言うと、語学をものにするには時間を要する。自分の得意な分野から入り、聞く、話す、読む、書くの4技能を根気よくこなしていくしかない。インプットとアウトプットが大切で、頭に入れた言葉は使わなければ上達しない。


 さて、自分のことは棚にあげ、いま日本語コンテストを受験する生徒達に特訓をしている。どうしたら、生徒たちが日本語をものにできるだろうか。
タイの生徒が日本語を耳にするのは、わたしが話す言葉だけだ。教科書の単語を憶えるのが優先なのだがそれでは飽きてしまう。日本に興味があるもの、アニメや食べ物などを取り入れて、日本に意識を集中させることにした。
 まず手始めに、食べたいものを作ることにした。焼きそばが食べたいというので先週末に焼きそばパーティをした。おいしい!と好評。いいぐあいだ。


 そして今日、「さあて、今日はなんの日か、知ってる?」と聞いてみた。
「バースディ、ドラえもん」とのこと。ウェブサイトはすごいもんだ。
ドラえもんはなんさいですか?」
「ぬん、ろ〜い(百さい)」と言っている。おお、みんな知っている。さすがだ。


 そして、2010年度に北海道の私立高校に留学したタイの学生の新聞記事を読んだ。ひらがなとカタカナを拾い読みして嬉しそうだ。自分のことを想像していると思う。しめしめ…。

 しかし、喜んでばかりはいられない。3年生のレックは今日が誕生日でパーティがあるとのことで早退。5年生のトーンは連絡なしで欠席した。先週、休むときは連絡するように、と言ったばかりなのに。やれやれでございます。