やる気の無い生徒たち part 2

 昨日2年4組の生徒数人が「go home」といって、出席簿にチェックを入れて帰った。
週末でもないのにおかしいなと思っていたら、今朝、うちへ帰った筈の生徒がドミトリーでご飯を食べていた。
 やられましたね。まったくウソばっかりつくんだからこの悪ガキども。そのうえ、日本語など勉強したくないのに「プライベートレッスンを受けたい」などとのたまう。
 なんでなの?テキストも買いたがらない生徒がなんでプライベートレッスンなわけ?とそのまま同僚の英語教師のドナに言ったら、親が煩く言っているらしい。
 そう言えばチュンポーン先生が、親たちは子供たちには「ベトナム語よりも将来収入に繋がる日本語を選択させてほしい」と選択科目について学校に苦情がきていると言っていた。今の中学3年生の新入生が既習生の3倍になり、昨年日本語を選択したもののみと限定したからだ。
 そんなことを言ってもわたしひとりじゃ面倒見切れないのが現状だ。高校生の中国語とベトナム語はそれぞれひとクラス20人くらいなのに日本語は60人以上にもなる。大学の講義じゃないんだから、と文句を言っても、高校生には日本語を学ぶチャンスをあげたいのだそう。ふん、教えるどころじゃないわい、喧しくて。高校生の方は半分くらいサボってほしいところだ。


 でもまあ、うるさくても毎週クラスにやってくるからかわいいもんよ。でかい図体の生徒たちが、早く帰りたいがために押し合いへし合いしながらスピーキングのチェックを受けて「ありがとうございます」と去って行く。わたしも「OK、すごいね!さようなら、また来週!」と汗だくで60回、言う。


   ↓ マンゴーとエンドウ豆、レモンの匂いがするフルーツ(中は種ばかり、どこを食べるの?)