山仲間

 山仲間がヒマヤラ・ジャヌーの海外遠征に出る。気の置けない山仲間が居酒屋に集合し、彼の出陣を祝った。集まったメンバーはヒマラヤ8000m峰、エベレスト、K2、チョー・オユーなどの経験者ばかりで、わたしを除いてはほんものの山屋ばがりだ。

 山は男も女も年齢も関係ない世界で実力がものをいう。タイでボケているわたしは番外だ。しかし、なんだろうこの気さくさと居心地の良さは? 山の話を聴いているだけでタイの赤土で日干しになった体が水を得た魚のように生き生きししてくる。

 山から足を洗うと宣言して大学に入学し、日本語教師の資格を得、タイの学校で働きはじめたが、また山に戻ってしまいそうだ。
 昨年の10月にアンナプルナBCのトレッキングに行き、山は見ているだけではつまらないと、4月にヒマラヤの小さな頂を目指すことになった。

 「山は結果がはっきりしているから。その端的なものがクライミングだ」とクライマーのミキさんがいう。その通りだと思う。その達成感は、本人の技術&努力とコミニュケーション能力、何よりも自然を身方にできないと得られない。

 この春、ジャヌー(▲7710m)の遠征を始め、中国のメイルーシャン、ネパールのポカルデ(▲5800m)、イタリアのドロミテ滞在3ヶ月とみんなが山で活躍する。

 みんな最高にかっこいいんだな、山男に乾杯!



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