ろくでなし組

 後期に入って初めて授業らしきことになった4年生のろくでなし組。前期と後期で成績順のクラスが入れ替わり,中国語クラスと日本語クラスも出たり入ったりしているので、出席簿を足したり減らしたりしできたならしい。
 いつもごとく、ばらばらとやってきて「go home」と出席だけチェックをいれるもの、なんだかわからないが「練習するから」とこれまたチェックをいれて帰るもの。あとから、サル群団たちがやってきた。
 今日は、年賀状とクリスマスカード製作。用意したカードを何枚も描いては捨て、色紙に糊をべったり出して使いものにならず、後ろの壁にデコレーションしていたクリスマスグッツを外し,自分のカードに貼り付けるやらでてんやわんやだ。その上、プロジェクターで札幌のクリスマスと雪まつりを映していたら、スピーカーのジャッキを自分のパソコンに繋いで、がんがんと煩い音楽をかける始末。
 「にゃっぷ!(うるさい)」と怒鳴って音量を下げた。頭に来た、呆れてものが言えない。終わったあとは台風のあとのようだった。紙くずと糊がテーブルに張り付き,擦ってもとれない。用意したカードもごっそり持ち去っている。
 金曜日の夕暮れ、ひとりで教室を掃除をしながら情けなくなった。なんで、こんなことしなきゃならんの?午前中、3年1組の生徒たちは、昼食時間に遅れたらご飯がなくなるのに、きれいに掃除をして出て行った。この違いはなんじゃ?

 タイの先生が切れて怒鳴っているのを耳にして、「なにもそんなに怒らなくても」と思っていたが、ろくでなしは甘やかしちゃいかん!