タイの軽井沢?

 日本語教師の友人がバンコクから、はるばる田舎町のカウオンにやってきた。
極寒のナイトバスは、いつもながら凍えそうだった。バスの中でダウンジャケットを着て、毛布を二枚重ねて頭から被っていてもまだ寒い。なんで冬なのに冷房がんがん効かすのかね?ようわからん。
 朝、刑務所と呼ばれている学校の前に到着。カウオンは涼しいを通り越して寒い。友人曰く
「軽井沢みたいだ....」
「たしかにねえ、山も見えることだし」と一挙にゲットーからタイの軽井沢に昇格。

 ヤマザキ先生はビジネスマン相手に日本語の教えていて,田舎のサル軍団に戸惑っていたようだったが、生徒の方はおかまいなし。いつもは集中力なし、やる気なしの生徒もニュ—フェイスに興味津々、最初は借りて来た猫みたいだったが、すぐにうろちょろと落ち着きなく歩き回る。
 彼は少しタイ語を話すので生徒たちとコミュニケーションができ、楽しそうな笑いで教室が満たされ、タイ語が話せないわたしは蚊帳の外。
 生徒たちはわたしの日本語しか聞いていないので、新鮮だったようだ。わたしも孤独な作業の毎日だったので仲間が来てくれて、心強く嬉しかった。
 また,タイの軽井沢に避暑にいらしてください。みなさんもどうぞおまちしております。