パプニング国際トレッキング隊

 あやしい国際トレッキング隊はハプニング満載で2週間のアンナプルナBC行程を終え、ただいまカトマンズに到着した。


 セーラとコーラスがやっぱり飛行機が恐いとカトマンズからポカラ行きの飛行機をキャンセルしたのでポカラのホテルで待ち合わせをすることになった。ところが二人は待ち合わせの場所には現れず、半日が過ぎた。
 いったいどうしたのだろう?それにしても連絡がないのはなぜだろう?バス転落したとか?二人は若くてガイドなんて必要ないから、ドタキャンしたか?いやいや、わたしは二人をよく知っているから、ぜったいそんなことはないと否定する。いったい二人はどこに消えたのか?ほんとに文字通りあやしい国際隊になってしまった。
 ガイドのプラカスさんは連絡がないので先に出かけよう、と言う。二人にはあとでポーターと追いかけて来てもらいましょう、とのことで登山口のダンプスに向った。
 心配と不安を抱えてバンに乗り込んだら、途中から大粒の雨が地面にばらばらとドットをまき散らし、すぐに集中豪雨のようになった。プラカスさんに「こんな雨の中登るのは初心者のアナには危ないから」と引き返してもらう。日程は充分にあるし、セーラとコーラスを1日ホテルで待つことにした。
 夕刻に雨も上がって、気晴らしにショッピングに出た。たらたら店をひやかして歩いていたら、「Makiさ〜ん!」と呼ぶ声がしてセーラが飛びついてきた。「わあ!会えたね」とわたし。セーラは「わたしたちを置いてトレッキングいくつもりだったの!」と笑っている。ボーイフレンドのコーラスとセーラをサンドイッチにして抱き合い、再会を喜んだ。
 ローカルバスがダサインのお祭りのために遅れに遅れたうえに、メールのチェックをしないまま、ポカラの丘へハイキングに出かけて今帰ったところとか。やれやれ。