ネパールの子供たち

 ネパールのトレッキングガイドから子供たちの写真がたびたび送られくる。
彼は将来、社会福祉の仕事をしたいとのことで、ストリートチルドレンやハンディキャプの施設などでボランテアワークをしているそうだ。いまどきの若者が貧しい子供たちのために将来を捧げようとしていることに少なからず感動した。
 20数年まえ、ネパールへ初めてトレッキングに行ったとき、カトマンズの路上で寝ている子供たちを見て、豪華なレストランの食事がのどを通らなかったことを思い出した。その10年後に、また登山のために度々ネパールへ足を運ぶことになったけれど、カトマンズは山のための通過地点でしかなく、ストリートチルドレンに出会うこともなかった。いま、ネパールはバブルのただ中にあり物価は上昇、ガイド料も2倍から3倍になったという。エージェントとトレッキングの交渉をしていてあまりにも高いのでホテルを格下げし、ガイドとポーターの保険料を削って、と長い間かけて交渉したが希望の金額にならず、個人でガイドをしている若者に頼むことになったのだ。
 交渉の度に「正直に お世話させていただきます」と結んである。お金にも欲がなさそうで、稼いだお金はホームレスの子供に使うのだという。なかなか出来ることじゃない。不確かながら、日本語と英語のメールが送られて来る。意思疎通するのに苦労したがなんとか交渉もまとまった。タイの子供たちにあげていた鉛筆をネパールに持って行くことにした。子供たちに会うのを楽しみにしている。
 


[はてなダイアリー×Facebook連携記念キャンペーン]]