学校見学

 コンケーン大学の付属高校で日本語教師を探しているというので、リサーチ件学校の見学に行って来た。担当のワチャラポーン先生に会いお話を伺ったら、すぐにでも来てほしい、とのこと。
 ワチャラポーン先生はとても素敵な笑顔の人で、思わず「すてきですね」と言ってしまった。考古学や旅、山にも興味持ってくれて、いろいろと尋ねてくる。挙げ句には、姉の子供が日本語学科を卒業して日本の会社に勤めているから、紹介したいと自宅に招かれた。
 いま、わたしのいる学校で、海外や旅、考古学に興味を持つ教師は誰もいない。こんな会話がしたかったんだよね、と思った。あそこはどうなの?あれはおもしろそうね!とか。好奇心いっぱいの人を見ると自分もリフレッシュされる。こんな先生といっしょに働けたら楽しいでしょうね。
 しかし、生徒のことを考えると二の足を踏む。こころは生徒にあってすでに決めていることなのに、日本語教育をないがしろにしている校長に当てつけるように他の学校を見学しに行った自分を浅ましく思う。