タイ語

タイ行きの機内放送でタイ語のアナウンスを聞いて、タイ語の響きはなんてすてきなんだろうと、ふと思う。
3ヶ月の間、タイ語はすっかり頭から外れていた。いきなり、鼻から頭に抜けるようなやわらかい音を聞いて、タイに戻って来たんだなあ、と思う。
空港を出たら、ものすごい熱気で35度、ってこんなんだった?と70Lの大型ザックを背に大汗かきながら、郊外のバスターミナルに移動した。相変わらす民族の大移動のように込み合っているターミナルで待合室に腰掛けていたら、テレビからいきなりタイの国家が流れた。皆いっせいに起立したので、わたしもつられて立ち上がった。画面で国旗がひらひらしているのを神妙に見ている。学校の朝礼と同じ風景が街中にある。日本では国歌斉唱に立ち上がるか、否かで揉めていると言うのに、タイでは国民の間になんの疑問もなく浸透している。キングダム、タイ王国なのであたりまえといえば当たり前のこと。
ナイトバスはおんぼろだったけど、クーラーがさほど効いていないので寒さは防げた。そして運転手が60年代のアメリカンポップスファンだったので、カラオケ・タイソングを免れた。おまけに片言の英語が理解出来たので、カラシーン学校まで乗せてもらい門の前でバスを止めてもらった。朝7時、100メートルもあるエントランスを大型ザックを背負って歩いていると、生徒たちが寄って来て、「せんせ〜!おはようございまあす」と取り囲まれた。みんな背丈が伸びてまぶしいほどすくすく育っている。なんだか自分の子供のように嬉しい。出がけにいろいろあったけど、戻ってきてよかったと思う。
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