「北海道の登山史」 安田治著

北海道新聞社から、安田治氏の「北海道の登山史」が出版された。著者の安田治氏は、ライフワークとして北海道の登山史を研究されていて、この度その膨大な資料を一冊の本に纏めた。たいへんな作業だったことと思う。
北海道の先史時代から近代まで展開しているこの本は、大変興味深い内容であり、北海道におけるひと通りの登山史が学べる。
研究者の参考資料として、また北海道の山好きな人たちの本棚に並べたら、ピリッと回りの山の本を引き立てると思う。山書のバイブルと言われる、「山と書物」小林義正著(築地書館)のように、北海道の登山史のバイブルになるだろう。
ものを書くことは、そうとうなエネルギーを必要とする。わたしにとって本を出版することはエベレストに登るよりもたいへんな作業だった。本は人の書いたものを読むに限ると思った次第。何はともあれ、たいへんお疲れさまでした。

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