巨大地震

3月11日午後、東北から関東地方にかけてマグネチュード9.0の巨大地震が起きた。15日現在で死者1898人、行方不明者1万5000人以上と言われている。巨大な津波にすべてのものが破壊され呑み込まれた。もみくちゃにされる車や船、押しつぶされる家々、悪夢のような光景だった。
帰国したばかりで自宅はメールが繋がっていなかった。多分、海外の友人からメールが入っているだろうと街にメールのチェックに出かけた。おなじみのマックショップに行ったら、地震後ネット回線が機能していないとのこと。その日、日本語教師の派遣元「ヤイ夢」のミーティングが代表のヒロ子さん宅だったので、そこでメールの確認ができた。
同僚のインやゴティ先生、ネパールやイタリアのマリナ、スペインのフェルナンドから札幌は大丈夫か?とのメールが届いていた。インは四川省地震のとき、日本は中国を援助してくれたら、今度は中国が助ける番だと言ってくれた。心遣いがうれしい。
テレビからコマーシャルが流れる。
「こころは誰にも見えないけれど、心遣いは見える」
「思いはみえないけれど、おもいやりは誰にも見える」
昨年の春タイで、バンコクの騒動がテレビ画面に映し出されたとき、ビートルズの「イマジン」が流れたのを思い出した。