ロィカトーン祭り

昨夜、19日はロィカトーン祭りのお祭りだった。
ロィカトーン祭りは 古くスコータイ時代の11世紀に起こったもので、毎年11月の満月の夜に行われる。お祭りの目的は、水の恵みを与えてくれる水の神様への感謝と、川を汚したことへの謝罪だそう。その夜は、「クラトン」というバナナの葉で作った、皿みたいな灯篭を川に浮かべて流す。
また、ナングノッハマトと呼ばれる「ミスロイカトンのコンテスト」がある。ミスロイカトンは、タイのお寺の縁日の時のようなきれいな服を着ることになっていて、舞台の上で自分の特技や能力、または、好きな演技をする。そして、観客から一番点を 多く取った人がミスロイカトンになる。
さて、美しい満月の夜。
生徒たちが作った「クラトン」を20Bで買い、学校の池に浮かべる。お盆の灯籠流しのようなもので、とてもロマンチックだ。その他に、紙で作ったバルーンに灯りを点して空に放つ。暗闇にほのかな灯りがゆっくりと上がるさまは、とても美しく幻想的だ。
ラシーンスクールの野外ステージでは、生徒や教師がそれぞれの特技を発表している。一番の人気はレデイボーイだ。美しく変身したレデイポーイたちは、ものすごく芸達者で言葉がわからない私でも笑ってしまう。
学校前の中庭には、お祭りのゲーム屋さんが並び、生徒たちは風船を割るゲームに夢中だ。おどろいたのは、ネズミルーレットだ。円形の囲いの壁に穴が10個あまり空いていて、それぞれ番号が付いている。番号札にお金を賭けて、中央の伏せた植木鉢からネズミを一匹放つ。自分の番号にネズミが入ればお金が入る。それにしても、こんな賭博まがいのゲームを学校のイベントでしていいのかしらん、と思う。日本なら教育委員会から大目玉をくらいそうだ。やはり、なんでもありのタイ王国だ。

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