ゴティ先生

大学院に行っているゴティ先生が出勤してきて授業の打ち合わせをした。中学生と高校生に分けてクラスを担当しましようとのこと。高校生を受け持った方が、英語がわかるので教え易いとのことだが、どんなもんだろうか。中学生はおとなしく15人くらいの人数で授業をしやすいが、高校生は2クラスが合同なので40人もいて、半分は後ろで勝手なことをしていて授業にならない。1ヶ月はゴティ先生と一緒に授業をして様子を見る事になった。
ゴティ先生はパワフルな若い女性で生徒にすごく人気がある。早口ではきはきものを言い、授業もテンポ良く、繰り返し発音させ発話を促して行く。3年のキャリアがあるので授業に慣れているし、「このクラスは頭悪いから、何度も繰り返さないとね」と言いながら次々に生徒に当てていく。
タイの学校は成績順にクラス分けをする。1〜4まであり、1クラスが一番頭がいいクラスとのことだ。そういえば、先週やり易かったのは1−1のクラスだった。めちゃかわいい1年生で、日本の小学3年生くらいの感じだ。じっと、机に座って一生懸命ノートをとっている。
しかし、日本語と中国語は選択科目で各クラス1週間に1度しかない。英語は週3回ある。ここの学校は科学に力を入れていて、他の教科も厳しいので、日本語と中国語は息抜きみたいなもんよ、と言う。だから、楽しく、明るくね、とのこと。とりあえずスキルのレベルを把握しなければならない。