銀行口座

銀行で口座をつくる。ガティ先生の保証人と公務員証明書、そして私のパスポートのコピーが必要だった。パスポートを見た銀行員の女性が私の年齢を見てびっくりして「どうして、膚が若いの?」と聞く。「そう?山のトレーニングしていたからかな?」と答えていると、ガティ先生が「マキさんはエベレストに登ったんだよ」と言った。またびっくりして「あの高い山?」と隣の銀行員まで首を伸ばしてガティ先生とおしゃべりを始めた。ちょっと年配の銀行員まで仕事の手を止め寄ってきて賑やかになった。「タイ語は話せるの?」とか、「カラシーン学校には山はないけど、大丈夫?」と質問攻めに合った。知ってるタイ語を全部集めて話しだすと、タイ語の復習タイムのようになってしまった。わいわいしているうちに預金通帳とATMのカードが出来上がった。預金通帳に500バーツ入金して、カード代として300バーツかかった。
 あんまりの暑さに焦げそうだったので、屋台の冷たいキャロットジュースを頼んだ。これが冷たくて甘くておいしいのなんのって、生き返った気分だった。屋台の奥で、丁度ソムタムを作っているところだったので写真を撮らせてもらう。サービス精神旺盛のお姉さんは、よく見えるようにと瓶のなかからソムタムをしゃもじですくい上げてくれた。