世界のてっぺんに立った!

<世界のてっぺんに立った!>久末眞紀子著 北海道新聞社 \1500+消費税
2月24日、とうとう本が発売されます。出版業界が厳しい状況にある中で、わたしの山旅の本を取り上げてくれた北海道新聞社に感謝しています。
 チャンスを与えてくれたのは、北海道新聞出版局の安川誠二氏です。当社は実用書しか扱わないとのことでしたが、彼はわたしの原稿を読んで出版会議にかけると言ってくださいました。しかし、残念ながら出版会議は通らず、もう一度会議にかけるから紀行文に直すようにとアドバイスをいただきました。
 昨年夏、四苦八苦しながら毎日パソコンに向い、なんとか文章を整え原稿を渡したところ「これならおもしろいから、もし会議を通らなくても他の出版社を紹介しましょう」との良い返事が返ってきました。そして、2回目の会議のあと編集長が出版の決断をしてくださったのです。安川氏が、もう一度出版会議にかけると言ってくださらなかったら、この原稿は日の目をみることはなかったでしょう。彼の粘り強さに感謝しています。
 本の構成は、山、旅、学園生活の3パートに分かれています。
 山のパートは七大陸の最高峰をメインにしました。山ガイドとしても読めるように行動時間などを入れました。これから七大陸を登ろうという方にも参考になるでしょう。何よりも、七大陸の最高峰を共有出来ると思います。
 旅は、始めてのサハラ砂漠一人旅と、旅のスタイル、旅での出会いなどを盛り込みました。学園生活は、エベレスト登頂後北海学園大学大学二部に入学し、日本語教師の資格を得た事、また若いクラスメートとの学生生活などを紹介し、これから何かやろうとしている人たち、また踏みとどまっている人たちに、とりあえずやってみよう!とのメッセージを込めました。
 アラ還ですが、まだまだ人生楽しめそう!と、これからも極楽トンボで邁進して行きたいと思っています。本をどうぞよろしく!