風ちゃん

本に載せる写真を探していて、ファイルをクリックしたとたんに、猫の写真が画面いっぱいにばらばらと広がり、あ〜風ちゃん!と不覚にもわんわん泣いてしまった。
猫の風は、13年間生きて肺がんで猫天使になってしまった。
小さな命は、反抗期のまっただ中の娘との間を取り持ってくれて、まさに天使のような存在だった。娘が千葉に進学したときも一緒に引っ越しをし飛行機に乗って帰省した。その後、東京と札幌間を行き来して暮らした。
夏休みには、バイクの後ろに乗せてキャンプに出かけ、家での仕事中も、トイレや風呂まで、いつも犬のように付いて回った。
吉行理恵の<湯ぶねに落ちた猫>を読んで、こんなにも猫好きの人がいるんだなあ,と思い感心した。猫の世界は神秘的で奥深いものがある。吉行理恵(1939-2006)吉行淳之介の妹
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