アラスカの暮らし

南東アラスカのヘインズに住む友人たちのことに思いを馳せている。
9月は冬の食べ物のストックに忙しい。一年分のサーモンを獲り、一家総出でブルーベリー摘みにでかけ、ムースを一頭解体する。
昨夜、星野道夫さんの講演集<魔法のことば>を読んで、今もアラスカの人々は変わらぬ生活をしていることに驚く。
ヘインズは人口2500人の小さな町で、百円ショップもスターバックスもない。ほとんどの家庭にはテレビがなく、夕食後はトランプやゲームをして遊ぶ。
ピクチャーゲームが面白かった。絵カードを引いて、それをジェスチャーをし相手に当てさせるのだ。言葉を使えないので、大人同士でもけっこう盛り上がった。
今頃ゲームをしながら、ウインター・アクティビティと言っていたブルーベリーのデザートを楽しんでいるかもしれない。もうオーロラが見えているころだろう。