立体造形

 四角をモチーフに紙で立体を作る。思いついたのはニューヨークのビル街、スカイスクレイパー。箱を作って積み木のように積み重ねたり並べたりして、覆いかぶさるような圧迫感を表現しようとしたがうまくいかず、高さと大きさの違う四角い筒を並べたら、それらしき雰囲気になった。


 日本画は背景を作っているが、予想と違ってがっかりなことになってしまった。
そこへやってきた札美の日本画の先生「色を重ね過ぎて迷彩服のようになってしまった...」とぼやいたら「同じ色を10回くらい重ねると戻ります」と教えてくれた。


 日本画は顔料が高いだけではなく手間もかかる。さらに、いろんな道具が必要だ。一番必要なのは根気だね。平面を色の濃淡で表現するから色を重ねていく作業が大変。しかし、神経を集中していると心が深としてくるから不思議。お茶やお花に通じるものがあるのかもしれない。