「父と子のアラスカ 〜星野道夫 生命の旅〜」


 東京山ガールが送ってくれたDVDを見て、久々にアラスカ旅を思い出した。
アラスカ旅に出かけたのは札幌丸井今井の写真展で星野道夫さんに出会ったから。そして、マッキンリー(デナリ)をフライトして、その雄大さに憧れ、「あの山に登ろう!」と三度も足を運ぶことになったのだ。今も青い氷河と白銀に輝く独立峰の美しさが脳裏に刻まれている。


 星野道夫さんはカムチャッカで熊に襲われ亡くなった。その時、一歳半だった息子の翔馬くんはもう大学生という。父がフィールドワークとしたアラスカを訪れ、父が親しくしていた人々に会い、父の、また自分の存在を確認する旅である。

 
  旅することは大切だと思う。
自分を、国を、世界を、宇宙にも想いを馳せ、自分の立ち位置を確認し、視野を広めることができる。体に刻まれた旅の感覚は消え去ることがない。