On Chrismas Eve

 タイから帰国して、ちょうど一年になる。
昨年の今頃は、このまま海外で日本語教師を続けるなら修士を取らなければと思い始め、大学院の入学と研究テーマを模索していた。
 ところが、アラスカの友人が美術学校入学を考えていると聞き、「えっ?」と驚くとともに、「そうか、絵を勉強するのもいいかもしれない」と即、進路変更をし、帰国した。
 ーーーフットワークの良さというか、この身代わりの速さ。いつものことながら、なんともいいようがない....。


 美術学校の講師をしている元同僚から情報を得て学校や教室を見学し、落ち着いたところが札幌美術学園とNHK文化センターの中田やよひ油彩教室だ。決めては、故 八木保次先生のお弟子さんであり、昔、機織りのお師匠さんが彼女から水彩を習っていたこと。そして、生徒さんがフレンドリーで素敵。
 

 わたしの選択は正解で、生徒さんたちは30年も保次先生の教室に通っていたとのことで、それぞれ自分のスタイルを持ちレベルが高い。そして、教室の雰囲気がとてもいい。みんな好奇心旺盛で本や映画、本州の美術館へ足を運ぶなどして得た感動を共有している。そして、札美もそうだけど、講師が生徒の興味のあることに対してとことん付き合ってくれるのがいいね。


 この10ヶ月間、デッサンの基本から構図の取り方、油彩では絵の具の混色のしかたなどのイロハを真面目に取り組んだ。目からウロコとはこのことで独学では得られないことを短期間で学ぶことができた。教室に通うということは、仲間が描いている絵が変化していく過程を見ることができ、それが面白く勉強になる。教室に通う良さだと思う。


 そんなこんなで、お世話になっている油彩教室の仲間を招いて忘年会&クリスマス会。
 ーーー素敵な友人たちに、メリークリスマス〜🎵