広島平和公園

 平和公園にある原爆ドームと広島平和記念館を訪れた。オバマ大統領が正式に訪問することが決まった日で、地元のテレビ局や公園の整備に大勢のスタッフが入っていた。

 高校生の平和の祈りの合唱を聴いて、原爆が落とされた悲惨な日を思った。閃光で一瞬のうちに焼かれ、市内を流れる川は死者で溢れた。語り部の話が胸に重たく残った。


 長いこと、一度訪れたいと思っていた。
外国人の友人に原爆を投下された広島について聞かれることがあって、どんな状況だったのかを答えるとこはできても実感が湧かなかった。記念館を訪れたからといって、自分の痛みとして捉えるとこができるかといえばそれは違うのだけれど。
 確信して言えることは、原爆が投下され平和公約のもと、戦争ができなかった国を、戦争をできる国に変えたことは間違いだと思う。


 こどもたちの笑い声が満ちている国であってほしいと、切に願う。