送別会


 3年生のヌ君が日本政府の奨学金を得て、1年間、青森県の大学に留学することになった。
担当の教師がそれぞれ、のり巻き寿司やウナギ、おそばを用意して、生徒たちと一緒に日本食の送別会をした。
 
 ヌ君はバンコクの近くの大学で歴史を学んでいたのだけど、興味がもてなくて両親がいるシーサケットの大学に転入したのだそうで、日本語はほぼ独学だとか。日本政府の留学生募集試験は日本語検定試験の1級程度で難しかったそうだ。(彼はまだ2級の試験に合格していない。)


 抱負を聞くと、日本文化と方言を勉強してタイの大学生に伝えたいそうだ。素晴らしい伝道師になりますね。
言葉を学ぶことは、その国の文化伝統を学ぶことでもあると思う。政府の奨学生は30名とのことだが、もっと広げてほしいと願っている。